ネントレについて ジーナ式とは?
こんにちは。
前回記事では、保育士のお仕事についての話がメインだったのですが、
今回は、ネントレ(ネンネトレーニンング)について書きたいと思います。
私がベビーシッターとして働いていた経験と
シッターとして働いていた時に子育てに奮闘するママさんたちから聞いた話、
また個人的にかなり興味のある分野だったので
セミナーに参加したり、本やネットの情報などを元に研究して
自分なりにネントレについて考えたことを書いていきたいと思います。
1.ジーナ式とは
まず、ご存知の方も多いかと思いますが
ネントレについて調べ出した時に一番最初に出会ったのはジーナ式でした。
ジーナ式とは、ジーナ・フォードさんというイギリス人女性の方が提唱している育児法です。日本でもかなり浸透してきているようで、書店ではこの本を置いていることも多いです。
(こちらの本私も購入して読みましたが、評判通りかなり読みにくいです(笑)
まずはネットで丁寧にまとめてある情報を参考にするのもアリかもです。)
2.ジーナ式の注意点と知っておいてほしこと
ジーナ式ですが、賛否両論あります。
これはあくまで個人的な意見ですが
簡単にそして率直に言うと
「試してみる価値あり!」だと私は思います。
ただ、ジーナ式をネットや本を読んで実践する上でいくつか注意点があります。
シッターの仕事をしていた頃に
「ネットにはジーナ式で寝たって書いてあるのに、うちの子は全く寝ない」
「成功した人と同じようにやっているのに全然寝ない!」
「ネントレに囚われすぎてストレスが溜まる」
などシッターの仕事をしていたときにはそんなお話を聞いたことが何度かあります。
たしかにネントレは思っている以上にママ自身のスケジュールも決まってきてしまうので時間も労力も使います。
ただママが疲労困憊で逆にストレスが溜まってしまっては元も子もありませんよね…。
これからジーナ式でネントレ始めるという方向けに大前提としていくつか
知っておいて頂きたいことをまとめました。
今まさにネントレの壁にブチあたっている方へ少しでも参考になればいいのですが…
(1)大前提として、赤ちゃんも人間!個人差はかなりある
当たり前のことですが、赤ちゃんも人間です。個人差はかなりあります。
大人でもどこでもすぐ寝れる人、寝つきが悪く、枕が変わっただけでも眠れなくなってしまう人がいますよね。
赤ちゃんでも最初からネントレなんてしなくてもぐっすり寝る赤ちゃんもいます。
ネントレを始めて数週間ですんなり環境に慣れて寝る子もいるし、逆にトレーニングにかなりの時間のかかり、急に別室になって子供部屋に慣れずに寝ないでずっと泣いてるなんてこともかなりあります。
本に書いてある通りに上手くいくわけがない!ということが大前提です。
(2)ネントレを始めた時期の差は大きい
本の中では、退院後すぐにジーナ式を実践するように書かれています。
私もネントレは早い時期から取り入れることに越したことはないと思っていますが、大半の方は生後2~4ヶ月からスタートされることが多いようです。
最初からうまくいったとおっしゃるママさんの多くは、ジーナ式を知っていて退院後すぐに実践している方が多いです。ですが、ジーナ式を5ヶ月頃から取り入れて成功したという方もたくさんいます。
本にも書いてあるように、すぐに効果は見られないかもしれませんが、今後子育てをしていく上で赤ちゃんの習慣を作ってあげることはママ自身の気持ちもかなりラクになることがあると思います。
(3)抱っこをしたい気持ちへの我慢が必要
ジーナ式では基本的に、抱っこでの寝かしつけはせずに子供部屋を真っ暗にしてベビーモニターで赤ちゃんの様子を見ます。
ネントレを断念するママの声で多いのは
「泣いている我が子を放っておくのは罪悪感がある」
「泣き声を聞いている方が辛い」
ということです。
これについては、子どもがいない私でもお気持ちはかなりご察しします。
シッターでネントレをされているご家庭でお預かりしたお子様がギャン泣きしている
のをモニターで見るのもなんだか罪悪感を感じたこともあり、ましてや自分の子どもなら尚更近くへ行って抱っこしてしまいたくなりますよね。
これはジーナ式を提唱されているジーナ・フォードさんがイギリスの方で
やはり文化の差も感じる部分ではあります。
日本では昨今、子育てにおいて「自己肯定感」という言葉をよく耳にするようになりました。
「自己肯定感を高める為にも泣いたらすぐに抱っこするように」
と、産前産後教室などでもそのように教えていることが多いので
このジーナ式のやり方に違和感を感じる方も多いのではないかと思います。
ここからはあくまで私の個人的な意見ですが、
寝る前に泣いている子どもを抱っこしないことだけで
自己肯定感が低くなるとは到底思えません。
起きているときにたくさん遊んであげる、
名前を呼んで話し掛ける、
「大好きだよ」と言いながらスキンシップを取ってあげるなど
自己肯定感を高める方法はたくさんあると思います。
本の中にもありますように、
「ママのせいで赤ちゃんが泣いているわけではない」
ということを頭の片隅に置いておいて下さい。
以上ざっくりまとめてしまいましたが、こんなかんじです。
かなりざっくりとした内容になってしまったので
シッター先で出会ったママさん達の体験談なんかも交えながら
後日またネントレについて別に書きたいと思います。
これについては正直かなり賛否両論意見が分かれるところだと思います。
あくまで一意見としてこのブログ読んで、参考になれば嬉しいです!!
twitter @kosodatepokke
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